一番星が消えた

健さんの後を追い掛けるように、文太兄が亡くなったとの報道に驚きました。
結婚費用を稼ぐために長距離トラックをやっている頃、パチンコ屋の電飾をトラックに飾り付けたような箱車が増えていました。
深夜に国道を走っていて、「スゲーな、よくまあやったもんだ」と感心をしていました。
感心をしていると、その電飾トラック(通称デコトラ)を主題にした映画が作られました。
嫌がるカミさんを連れて、結婚して初めて観に行った映画が「トラック野郎」でした。
1975年(昭和50年)です。
上映開始前に、ふと後を振り返ると、会社の長距離仲間がズラズラと並んでいたのを思い出します。
その頃は今のようなサラリーマン運転手ではなく、映画そのもののような運転手ばかりでした。
長距離仕事から帰って来ると、飲みに博打に女遊びにと派手でしたね。
行きは会社の荷、帰りは会社の荷半分、自分の荷半分で帰って来ますから金は持っていましたよ。
自分の荷と言うのは10㌧トラックに20㌧近く積んで、10㌧は会社、10㌧は現金で自分。
右肩上がりの時代、食堂で昼飯などを食べていると、荷主が空トラック探しに来ていました。
自分が始めた頃には過積載取締りが厳しくなり、出来なくなりましが、それ以前は当たり前にやっていたようです。
まだ大型車に乗る前、小型車でやっていた頃は彼らによく盛り場に連れて行かれました。

お千代さんもいなくなり、昭和はどんどん遠くなりにけりと言う気がします。

一番星桃次郞さんのご冥福をお祈り申し上げます。


一番星が消えたへの4件のコメント

  1. アバター TOM
    TOM コメント投稿者

    ピンコロは理想ですね~。(^^)

    • アバター 愚呑
      愚呑 コメント投稿者

      それか「爺さん早くくたばってくれ」と散々迷惑を掛けて、「やっと逝った」と喜ばれて逝くとか・・・

  2. アバター TOM
    TOM コメント投稿者

    だんだんと近づいてくる感じがしますヨ。(^^)
    最近BSで見るドラマは、故人となられた方が多いですね。

    • アバター 愚呑
      愚呑 コメント投稿者

      孫が生まれたときに、孫の成人のときに俺は・・生きてるかなと、ふと思いました。
      近づいて来ると考えられることは、元気なこと、良いことです。
      お迎えが来るまで楽しく生きて行きましょう。
      ピンコロで逝けるといいなぁ!!

      義姉の父親はいつも通り晩酌を飲んで、寝床で本を読んで、朝起きて来なかったそうです。
      羨ましいです。