氷下魚

氷下魚、”こまい”と読む、地元北海道では”かんかい”と呼ぶ人もいる。
トラックで北海道へ渡り、深夜に目的地に着くと必ずカップ”北の誉”と氷下魚は無くてはならない存在だった。
当時、今のようにコンビニなどは無く一般商店、酒店で昼間に買っておくのだ、長万部の国道5号線沿いで毛ガニも売っていたので500円札を一枚握りしめて赤信号で止まった瞬間に買いに走ったりもした。
氷下魚だが、普通の魚が凍ってしまうような冷たい海でも凍らないそうだ、その氷下魚をカチカチになるまで干して売っている、生干しもあるようだが、断然こちらのカチカチが美味い。
このカチカチだか、これが強敵、強者である、解体しないと食えないが、皮をむき、身をはがす作業が一大事だ、指先が骨に刺され血だらけになってしまうことも多々ある、その血がはいだ身に染みて紅白になった身をかじることになる。これは縁起物だ(^-^;
独特の臭いがあるが、これが食べると絶品なのだ、日本酒、ビール、ウィスキーなどなどどんな酒の肴にも合う、昔はストーブの上で軽くあぶってやると解体がスムーズにいったのだが、最近のストーブは上に熱がいかない、それよりも我が家にはストーブが無い。
デパートでやる北海道物産展などで手にはいることもあるが高い、錦糸町駅前の「魚虎」にもある、しかし「アメ横」の方が安くて質の良いのがある。
かなり強烈な臭いを放つので、電車などでは臭い防止対策をしないと袋叩きにあう恐れがある。
スルメもアメ横が安いぞ、歯の悪い人には深くお詫び申し上げます<(_ _)>


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