会社のKさんが入院することになりました。
昨年、秋口から咳が出ていました。
10月の定期健康診断で肺に異常が見つかり、
医者に「Kさん、大変なことになっていますよ」と言われていました。
その直後、Kさん近所のA病院へ検査に行き、レントゲンや血液検査等を受けたのですが、
「当院には専門医がいない」と言うことで、B病院を紹介され検査結果を持参しタライ回しされました。
B病院でも再び同じような検査をされ、次に「胃の検査もします」と言われ、嫌になり通院を止めたのです。
その後も咳は続いていました。痩せていくのが目に目に目立つようになって来ました。
何度も「医者に行け」と忠告していたのですが、本人は行く気配は全く示しません。
好きなビールも不味いような飲み方になり、飲んでいても吹き出すことがしばしば起きるようになりました。
力が入らないのか仕事にも支障をきたすようになって来たので、
体重を強制的に量らせたところ、なんと正常時56キロより10キロ減でした。
このままでは、仕事中に救急車となりかねません。
ネットでKさんの近所で入院も出来そうな呼吸器系の医者を探し、
「明日は休んで医者に行くように」と厳命したのです。
翌日、C病院へ行き診察を受けたところ「結核の恐れがある」と言われ、
結核病棟のあるB病院を紹介されたのです。このB病院、通院を止めたところです。
再度、B病院へ行き、一日掛かりで検査を受けたところ「当院ではよく分からない」。
と言うことで都立の大きなD病院へ回されました。
この病院は都内城東地区では一番大きな病院です。
昨日、D病院で一日掛けて検査したそうです。
「肺ガン、膵臓ガンの疑いが強い、結核の可能性も幾らかある」と宣告されたそうです。
と言うことで入院をして精密検査を行い、原因究明をするこになりました。
「結核だったら、皆に伝染する可能性がある」からと、口を酸っぱくして診察を勧めていました。
本人はガンの宣告を恐れていたようです。
それにしても見る見るうちに体力が衰えていくのを目の当たりにすると、
常に不安を持って見ていました。
8年前に妻に先立たれ、30を超える子供二人と暮らしています。
この子供達が何も言わなかったのか、また言っても言うことを聞かなかったのか、
それは分かりません。
やっと、昨年来持ち続けてきた不安が若干和らぎました。
あとは医者に任せ、快復出来るよう祈るだけです。
たった4人の会社です。一名リタイヤですので影響は大きいです。
仕事に復帰できるかどうかは不明です。
3人でこの緊急事態を乗り越えねばなりません。
3人と言っても一名は63歳になります。
本人はこの春に引退したいと言ったのですが、無理に延長してもらいました。
さてさて、どうなることやらです。